諸富からのメッセージ(10月)
の感覚を大切に 諸富です みなさん、いかがおすごしですか。 最近、私が感じているのは、ひとり、ひとりのたましいよりも、のほうが、先にある、という感覚です。 大切なあの人とはじめて出会ったときに感じた、あの 重要な意味を持つ出会いは、この、に引き寄せられるようにして、起こってくるもののように感じています。 みなさんは、いかがですか。 けれども、この、の感覚を私たちはつい、忘れてしまうのです。そして目先のことにあくせくしているうちに、大切な何かを失ってしまう・・・そんなことになってしまいがちです。 「いつか、そのうち・・・」 「いずれ、またあとで・・・・」 このような思いが、大敵です。 がある人とふれあえる時間は、有限です。 失われた時間は、二度と、戻ってきません。 時間を逆行させることは、できないのです。 カント、ハイデガーといった大哲学者は、「人間存在の本質は、時間である」ことを見抜いていました。環境との相互作用の中で時間をつくりだすことが、人間特有の本質なのです。 人生で、もっとも大切なものは、お金ではありません。 地位でも、名誉でも、業績でもありません。 時間です。とりわけ、「大切...