Amazonで、私の名前が背表紙にのっている本(単著及び編著、翻訳などのみ。分担執筆は除く)を検索し、かなり、ぱっとおおまかに数えたら205冊になっていました。
私が最初に本を書いたのが33才ですから20年で205冊書いたことになります。

講談社選書メチエ 「知の教科書フランクル」が、ちょうど200冊めの記念すべき著作になりました。
魂の空虚な成功者よりも、魂の充満した悩める人でありたい、という思いを存分に書いた本です。

多くの本を書けたのも、ひとえに、私の著作を読んでくださった方々のおかげです。心より感謝申し上げます。

私にとって、本を書くということは、自分の内側の深いところに意識をとどめおき、そこから流れてくる「何か」を言葉という形にしていくことです。
魂を文字に刻んでいく作業です。
本を書くことは、ジャズピアニストの演奏に似ていると思うことがあります。ビアノの鍵盤のかわりに、私はキーボードを打つのです。

50才を越えましたので、執筆のスピードはゆっくりになっていくと思います。

しかし、その分、これまで以上に、濃度の濃い、魂の充満した作品を書いていきたいと思っています。

どうぞ、これからもよろしくお願いいたします。