諸富からのメッセージ

10月20日(土)ー21日(日)
フォーカシングワークショップ・アドバンスコース
「深い、ほんものの、真実の傾聴」(ディープ・オーセンティック・インタラクティブ・リスニング)を体系的かつ集中的に学ぶ!
11月17日(土)-18日(日)
「気づきと学びの最高のアプローチ」
プロセス指向心理学体験ワークショップ開催迫る!

新刊4冊『スピリチュアルカウンセリング入門(上)(下)』
『「夜と霧」ビクトール・フランクルの言葉』『人生を半分あきらめて生きる』も発売!

先生方は、いじめに関する本『教室に正義を! いじめと闘う教師の13ケ条』を今こそお読みください。

カウンセラー、心理療法家のためのスピリチュアル・カウンセリング入門(上)理論編 カウンセラー、心理療法家のためのスピリチュアル・カウンセリング入門(下)方法編 『夜と霧』ビクトール・フランクルの言葉

人生を半分あきらめて生きる (幻冬舎新書) 教室に正義を!―いじめと闘う教師の13か条

みなさん こんにちは 諸富です
気づきと学びの心理学研究会 アゥエアネスのワークショップも、残すところ、今年あと2回になりました。

☆ 静かに、深く、ていねいに、「こころのメッセージ」を聴く!
他者と深いところで響きあう「ほんものの傾聴」を学ぶ!
10月20日(土)ー21日(日)フォーカシング・アドバンス・コース

(PDFファイル)

☆「気づきと学びの最高のアプローチ」
11月17日(土)-18日(日)プロセス指向心理学体験ワークショップ

(PDFファイル)
の2回です

まずは「フォーカシング・アドバンスコース」

フォーカシングを学ぶことは、カウンセリングのエッセンスを学ぶことでもあります。フォーカシングは、もともと、カウンセリングで深い気づきや学びを得ていく人に「共通する体験のエッセンス」を抽出したものだからです。私たちカウンセラーは、クライアントさんに、自分を深く、ていねいに見つめてほしい、と願っています。しかし、まずカウンセラー自身が、自分を深く、ていねいに見つめることができなければ、クライアントさんにそれを望むことはできません。カウンセラーがフォーカシングを学ぶことは、クライアントさんに深く自分を見つめてもらうための必須の前提条件です。カウンセラー自身が自分に深く、かつ、ていねいに触れながら、つまり、フォーカシングしながら、話を聴いていくことが、クライアントさんを自然と、深い気づきと学びに誘っていくのです。

「フォーカシング・アドバンスコース」に参加されると、次のような学びが可能になります。

1)お互いが、自分の内側深くに触れて、内側のこころの動きに、ていねいに意識を向けたもの同士が、「インタラクティヴ・フォーカシング」の方法を学ぶことで、深い、こころの相互交流をすることが可能となります。そしてそれによって・・・自分ひとりでは不可能だった、深い気づきや学びがもたらされます。「フォーカシング・アドバンスコース」2日間の内容で、カウンセリングを10回くらい受けた深い気づきと学びを得ていく方が少なくありません。自分自身でも「え・・・」と驚くような予想外の、気づきと学びを可能にしてくれるもの、それが「インタラクティヴ・フォーカシング」です。アドバンスコースではこの方法を中心に学んでいきます。それは、事前の予想をはるかに超えた、意外な気づきを与えてくれます。

2)これまでの傾聴の学習では習得不可能だった「深い、ほんものの傾聴」を身に着けることができます。「はじめてのカウンセリング入門 (下)ほんものの傾聴を学ぶ」(誠信書房)で私は、傾聴に5段階の格付けをしました。ふつうの傾聴の練習では、ランクAの「過不足ない、的確な傾聴」までしか学ぶことができません。しかし・・・この「フォーカシング・アドバンスコース」では、それを超えて、「より深い気づきへとクライアントさんを誘っていくことができるランクAAAの傾聴」までをも体得していくことができます。

まったくはじめてという方から、フォーカシングをかなり学ばれた方まで大歓迎です。ほかの講師では不可能な、諸富流の「フォーカシングの世界」をじっくり堪能することができます。ぜひご参加ください!

フォーカシングやインタラクティブ・フォーカシングのエッセンスをしっかり踏まえながら、ジャズを演奏するように、諸富がオリジナルに組み立てながら、最高に楽しくて、深い気づきのあるワークをおこなっていきます。

ワークショップははじめて、という方も、どうぞ、いらしゃってください。

日程・会場

【講師】 諸富祥彦
明治大学文学部教授、日本トランスパーソナル学会長、臨床心理士

【日時】
フォーカシング・アドバンス・コース
2012年10月20日(土)10:00 – 17:15
       21日(土)10:00 – 16:45

【場所】 都内
* 会場は問い合わせのあった方にご連絡します

【参加費】
フォーカシング・アドバンス・コース:28,000円
*1日のみ参加:16,000円
*アウエアネス会員2,000円割引
  -昨年までに本研究会に参加された方の割引
*日本トランスパーソナル学会会員1,000円割引
*フォーカシングベーシック&アドバンス4日コース 49,000円

お申し込み、お問い合わせ

気づきと学びの心理学研究会<アウエアネス>事務局
E-mail :
FAX : 03-6893-6701
〒101-0062  東京都千代田区神田駿河台1-1明治大学 14号館 諸富研究室内

1 ご希望のワークショップ名
2 お名前
3 郵便番号・ご住所
4 連絡先(電話・FAX・メール等)
5 日本トランスパーソナル学会会員である場合、アウエアネスのワークショップに参加経験がある場合はその旨をご記入の上

メール、FAX、郵便のいずれかでお申込みください。

そして、今年最後のワークショップ「プロセス指向心理学体験ワークショップ」

気づきと学びの心理学研究会 アウエアネス、今年度最後の締めくくりのワークショップは、「気づきと学びの最高のアプローチ」「カウンセリング界最強の技法」、すなわち「プロセス指向心理学」体験ワークショップです。

カウンセリングや心理療法、コーチングには、実にさまざまな方法があります。私は、ロジャーズ、傾聴、フォーカシングなどをしっかり学んだあとで、プロセス指向心理学のエッセンスを身に着けることが、カウンセリングや心理療法、コーチング、スピリチュアルな学びの、もっとも優れた道であると思っています。

その意味で、「人生に生かす心理学」を学ぶ方にとっても、カウンセリングや心理療法を学ぶ方にとっても、最終的に行き着くものが、プロセス指向心理学である、と思っています。

しかも、なんだか楽しくワークをしているうちに、「いつの間にか」深い気づきを得ることができる内容になっています!!

「気づきと学びの心理学研究会」年度最後のプログラムとして、プロセス指向心理学をおこなうのは、そのためです。

プロセス指向心理学。

それは、ロジャーズのカウンセリングやフォーカシングのように繊細でユング心理学のような深みとを備えており、さらに、ブリーフセラピーのような具体的かつ実践的な有効性もあわせもっています。

そのうえ、すべてを「シンクロニシティ」のつながりの中で見ていく「カウンセリングの秘技」でもあります。

プロセス指向心理学をきちんと学ぶことなくして、カウンセリングを最後まで学んだとはとても言えない、と私は思っています。

プロセス指向心理学は、まさに、「気づきと学びの最高のアプローチ」「カウンセリング界最強の技法」と言うにふさわしい方法なのです。

このワークショップでは、ミンデルのプロセス指向心理学を、その比較的前期の考え(ドリムボディワーク、一次プロセス、二次プロセス、エッジ)から、最新の考え(大地の心理学、宇宙の心理学、究極の偉大な知恵=「プロセス・マインド」)、そしてコーマワーク(昏睡状態のワーク)に至るまで、そのエッセンスを、はじめての方でも誰にでもわかり、ご自分の人生やカウンセリングや教育、医療などの仕事に生かすことのできるように、とことん、わかりやすく、とことん楽しく教えていきます!

プロセス指向心理学ははじめて!という方でも、どなたでも気軽に参加できます。

プロセス指向心理学という「魔法のように魅力的で、実践的な方法」そしてその考え方を体験することで、あなたの人生や、カウンセリング(教育、医療)などの仕事は、確実に、大きく変わり始めるはずです!

年に1回のこのワークショップ、ぜひご参加ください!

昨年度参加された方も、繰り返し学ぶことで、気づかれることが多いと思います。反復学習で、はじめてほんものの学びを得る方が多いのです。

といっても「プロセス指向心理学」って何なの?もう少し知りたい、という方の、ために、そのユニークな考え方を以下に少し、紹介しておきます。

私たちを困らせる“問題”や“悩みのタネ”は尽きることがありません。

重い病。肩コリや頭痛といった慢性の症状。タバコやアルコール、ギャンブルなどの“やめたいけど、やめられない病”。人間関係の不和やもつれ。子どもの非行や不登校。家庭内暴力。夫婦の不和、離婚・・・あげていけばキリがありません。このような、誰でも“そりゃたいへんだ”と思う問題のほかにも、ちょっとした“気がかりなこと”まで含めると、私たちの人生から“悩みのタネ”がなくなることなどないように思えます。

プロセス指向心理学では、“人生のプロセス(流れ)が、私たちに必要なことはすべて運んできてくれている”と考えます。

問題や悩みのタネ、人間関係のトラブルや病いなどを“自分が今、気づく必要のある大切なことに気づかせてくれようとしているもの”“人生の大切なメッセージを運んできてくれるもの”、すなわち、私たちに何か、大切なことを教えてくれている“人生の師”として“敬う”のです。

人生の深刻な問題は、どれほど“解決”しようとしてもそう簡単に“解決”できるものではありません。どれほど“やっつけてしまおう”としてもそう簡単にやっつけてしまえるものではありません。

プロセス指向心理学では、人生で起きてくるさまざまな問題や悩みのタネ、トラブルなどを、単に解決すべき“問題”とみなすのでなく、“これだけ解決しようとしてもできないということは、この問題は私に、何か大切なことを教えてくれようとしているにちがいない”“気づく必要のある大切なメッセージをこの問題は運んできてくれているにちがいない”と考えて、その問題や悩みから何かを“学ぼうとする姿勢”、そこから何かに“気づこうとする姿勢”を身につけていくのです。

プロセス指向心理学とは何か。

一言で言うとそれは、あたかも大河のような、この人生の流れ(=プロセス)が、今、自分に何を運んできてくれているか、それに気づき目覚めていくための総合的なアート(技芸)。可能な限りの“気づき(自覚=アウエアネス)”をもって人生を生きていく技術のことです。

これを学べば、人生のさまざまな問題への対処法を見出せるばかりでなく、創造性を高めたり、幸運を呼び寄せ不運を避けるのにも役立つと言われています。また、ほかの方法ではダメだった慢性の症状の治癒に役立ったり、ガンになるのを防いだり、といった代替医療や予防医学の側面もあり、昏睡状態の人とのかかわり方を学ぶこともできます。

創始者は、現在米国ポートランド在住の心理療法家、アーノルド・ミンデルです。

ミンデルはもともと、ユング派の分析家です。最初はユング派らしくもっぱら“夢分析”に取り組んでいたようですが、みずから慢性疾患を抱えていたこともあり、それに関心を寄せているうち、“身体症状=夢の反映”と見て、身体への取り組みを中心に据えるようになりました。

またミンデルは、“心の問題と社会の問題、この世界の問題とは分かち難くつながりあっている”と考え、黒人と白人の葛藤をはじめとする人種問題、環境保護派と開発推進派の葛藤の問題、ホームレスやエイズ患者の扱いの問題、アジア人の第二次世界対戦にまつわる心の傷や葛藤などをテーマにした、数十人から数百人による“深層グループアプローチ”(ワールド・ワーク)をおこなうようになりました。

さらにそればかりでなく、ミンデルは、人間関係のもつれやアルコールやタバコなどの“やめたくてもやめられない病(~依存症)”“知らず知らずのうちにおこなっているクセや動作”などもすべて、私たちの心の深い層とつながっていると考え、もはや狭い意味でのユング派にとどまることができなくなり、これらすべてを総合した新たなアプローチの創造へ向かっていきました。ユング研究所から抜け出て独自のアプローチを創造・展開させていったのです。

その結果生まれた“人生における気づきを高める、総合的なアート(技芸)”がPOP=プロセス指向心理学です。それは、一言で言えば、“気づき(アウエアネス)”を得るための、ありとあらゆる手がかりに開かれた総合的アプローチ。聴覚(音や言葉)、視覚(夢やイメージ)、身体感覚、動作、身体症状、人間関係、世界とのかかわり、一見偶然起こった出来事など、ありとあらゆる媒体に開かれ、あらゆる角度からそこで起きていることを捉えていきます。気づきを高めるのに使えるものなら何でも使うのです。

したがって外から見れば、静かに瞑想しているように見えることもあれば、楽しくダンスを踊っているように見えることもあります。

POPでは、この人生には目には見えないけれど“個を超えた、大きな波”もしくは“大きな河の流れ”のような力、すなわち“プロセス”が働いている、と考えます。個としての“私の意思”、つまり、こうしたい、こう生きたいという希望や願望を超えて、そうしたこちら側の思惑とは無関係に、それを超えて向こうから“人生の波”や“流れ”もしくは“うねり”“うずまき”のような力がやってくる。そしてその何かの力によって、ある方向に導かれていく。ある方向に運ばれていく。そんなところが、この人生にはある、と言うのです。

ご自分のことを考えていただきたいのですが、自分が今、なぜ、このような人生を生きているのか。なぜこのような職業につき、このような生活を送っているのか。誰と出会い、誰と出会わなかったのか。そんなことを考えるとそこに、自分の意思を超えた何かの力、さまざまな“偶然”や“出会い”“ご縁の力”を認めずにいられないはずです。それらが幾重にも重なって、私たちの人生はつくられていくのです。見方によっては、どの両親のもとに生まれたかさえ、あなたの魂が何かの力に運ばれて、あなたの両親を選んだのだ、とも言えるのです。

この人生には、人為を超えた大きな力、目に見えない“うねり”や“波”“流れ”“うずまき”のような力が働いているのです。プロセス指向心理学で言う“プロセス”とは、この人為を超えて働いている“人生の大きな流れ=プロセス”のこと。そしてこの“人生の流れ=プロセス”は、私たちに必要なものはすべて運んできてくれているはずだから、それが今、何を運んできてくれているのか、そのことに気づけ、自覚的に生きていけ、というのです。

“人生の流れ=プロセス”は、まずは目に見えない仕方で、私たちに何かを運んできます。そしてこの目に見えない“うねり”や“波”“流れ”は、次第に目に見える“形”をとってききます。その“形”となったのが、“人との出会い”であり、“映画や文学作品との出会い”です。またそれは、“イメージ”や“夢”であり、“病”や“身体症状”でもあります。

したがって、こうしたさまざまな媒体を通してそこで起きていることに従い、人生の流れに注意を向けて一瞬一瞬を楽しんでいれば、そうしているうちに、何か、とても大切な、気づく必要のある貴重なメッセージに気づけてしまう。POPとは、そんな心理学です。

私たちはこのように、既に“形”をとった夢やイメージ、身体症状などを通して、人生の流れ=プロセスが、今自分に何を運んできているか、それに気づくこともできます。しかしまた同時に、微細な感覚を磨けば、まだ“形”になっていない人生の“波”や“うねり”“流れ”に自覚的に注意を向けることもできるようになっていきます。そしてそれができるようになれば、これから人生で起こりうることとつながることができ、不運な出来事を避けたり幸運を招き寄せたりできる。あるいは、これから自分がどんな病にかかりそうかを感じ取ることができ、それを予防することもできる。POPで“見えない次元”で働いている人生の“波”や“うねり”に対する感覚を磨いていけば、そんな力を身につけることもできる、と言われています。POPは心理学ですが、広い意味での“人生術”でもあり、やはり人生の“見えない次元”とのつながりを開く“易経”や“タロット”“占星術”などと重なる部分もあります。

だからでしょうか。POPのセラピーの実際は、どこか“軽やか”です。たしかにPOPは、重い病や慢性の身体症状、やめたくてもやめられない病、人間関係のトラブル、暴力などといった、きわめて重たい“問題”や“悩みのタネ”に着目します。これらの、人生の暗い側面、人生の“闇”の世界に入り込み、そこから大切なメッセージを得ていくのです。
年に1回しか開催しないワークショップ、みなさん、ぜひおこしください!
また、こうしたワークは、何度も繰り返し体験することで、はじめて本当に自分のものになっていきます。

これまで参加されたことのある方も、ぜひいらしてください。

日程・会場

■2012年11月17日(土)10:00 – 17:15
    18日(日)10:00 – 16:45

「気づきと学びの最高のアプローチ」
「カウンセリング界最強の手法」
プロセス指向心理学体験ワークショップ
【講師】 諸富祥彦
明治大学文学部教授、日本トランスパーソナル学会長、臨床心理士
【場所】 都内
* 会場は問い合わせのあった方にご連絡します

【参加費】 参加費28,000円
*アウエアネス会員2,000円割引
-昨年までに本研究会に参加された方の割引
*日本トランスパーソナル学会会員1,000円割引
申し込み先
1)ご希望のワークショップ名
2)お名前
3)郵便番号・住所
4)連絡先(電話、FAX、Eメールなど)
5)トランスパーソナル学会会員、アウエアネス参加有の場合はその旨

をご記入の上、メール、FAX、郵便のいずれかでお申し込みください。

お申し込み、お問い合わせ

気づきと学びの心理学研究会<アウエアネス>事務局
E-mail :
FAX : 03-6893-6701
〒101-0062  東京都千代田区神田駿河台1-1明治大学 14号館 諸富研究室内

書籍情報

数か月、洞窟にこもったようにして、 「たましいの文字を刻むように」して書いた本がついに刊行されました。
☆『カウンセラー、心理療法家のための、スピリチュアルカウンセリング入門(上巻)(下巻)』 です。
カウンセラー、心理療法家のためのスピリチュアル・カウンセリング入門(上)理論編 カウンセラー、心理療法家のためのスピリチュアル・カウンセリング入門(下)方法編

自我実現、エゴの実現ではなく、より深い心の層である「たましい」の次元を満たすカウンセリングとはどのようなものか。

クライアントの方が、「たましいの深いところ」の動きにしたがって生きていくの援助するカウンセリング。

その目標、基本的な考え、カウンセリングにおいてスピリチュアリティが重要な意味を持つ場面とは何か。

カウンセラーの成長にとってスピリチュアリティはどのような意味を持つのか。宗教とスピリチュアリティ、カウンセラーとの関係は?

上巻」では、こうした点について、さまざまな角度から述べています。

  • 「スピリチュアル・カウンセリング」が目指すものーーたましいの自己実現
  • 「スピリチュアル・カウンセリング」の基本的考えーー「いのちの流れ」のカウンセリング
  • カウンセリングにおいてスピリチュアリティが重要な意味を持つ場面とは
  • カウンセラーの成長と宗教、スピリチュアリティ
  • 「小さな悟り」のカウンセリング
  • 「座談会 カウンセリングとスピリチュアリティをめぐって」(河合隼雄、滝口俊子、藤見幸雄、諸富祥彦)

河合隼雄先生、滝口俊子先生、藤見幸雄先生らとのスピリチュアリティ、トランスパーソナル心理療法をめぐっておこなった対談も収録しています!

深く、本質的な点を可能な限りわかりやすく書いています。カウンセリングや心理療法、コーチングなどを学ばれている方も、自分自身の生き方を模索している方も、ぜひお読みください!

下巻では「スピリチュアル・カウンセリングの方法」の具体的なさまざまな方法を紹介しています

  • 「深いほんものの傾聴」
  • 「後記ロジャーズのカウンセリング」
  • ユング心理学
  • 魂の心理学
  • フォーカシング
  • プロセスワーク
  • フォーカシング
  • 瞑想
  • 祈り
  • フランクルの実存分析(ロゴセラピー)
  • スピリチュアルなグリーフワーク(死者との対話)をおこなうカウンセリング
  • 前世療法(過去生療法)来世療法
  • 守護霊(ダイモーン)のワーク
  • 過去生のワーク
  • 来世のワーク
  • ハコミセラピィ
  • エリザベス・キューブラー・ロスの教えとカウンセリング
  • ドリームワーク
  • ホロトロピック・ブレスワーク
  • ヨーガ
  • サイコシンセシス
  • エニアグラムにもとづくカウンセリング
  • TFT(思考場療法)
  • ダイアモンド・アプローチ
  • 内観法
  • 森田療法

特に私が「「スピリチュアル・カウンセリング」最強のアプローチと考える「プロセスワーク」については以下の点についくわしく取り上げました。

  • 「ただ、ここで起きていること」(人生の流れ)にアゥエネスを持って従っていく
  • 夢と病の共時的関係(ドリームボディワーク)
  • 「症状の作り手」になり、「症状のメッセージ」を聴くワーク
  • 「現実の三つの位相」と「フラート」「センシェント・アゥエネス」「プロセスマインド」
  • 「フラート」のワーク
  • 「人生の道」を見つけるワーク
  • 「大地と宇宙の瞑想ダンス」のワーク
  • 「タオイストの賢人」のワーク

☆もう一冊は、幻灯舎新書「人生を半分、あきらめて生きる」です。
人生を半分あきらめて生きる (幻冬舎新書)

「半分、あきらめる」って、どんなことだ?と思われた方も少なくないと思います。
長く続く不況、人口減などの問題で、これからの日本は「縮小社会」となっていかざるをえません。
その「縮小社会・日本」で生きる私たちは、すべての欲望を満たそうとしても、ただ苦しくなるだけです。欲望のスリム化、ダイエットが必要です。

「あきらめる」とは、「明らかに見る」ことを意味しています。そうした厳しい現実を見据えて、人生の大半を占める「どうしようもないこと」「なるようにしかならないこと」を少しずつ、じょうずにあきらめながら、心の一番深いところだけはしっかり満たされた生き方を心得ていく必要があります。

「あきらめ」は、人生で最も苦しいレッスンの一つなのです。
内容(目次)を少し紹介します。

  • 「自分は明日、死ぬかもしれない」とあきらめる
  • 「理想の自分になる」のをあきらめる
  • 「子育ては、なるようにしかならない」とあきらめる
  • 「理想の結婚や恋愛はできない」とあきらめる
  • 「自分は孤独死するかもしれない」とあきらめる
  • 「うつで苦しむのは仕方ない」とあきらめる
  • 「さわやかにあきらめて生きるための9つのライフレッスン」
  • 「人生を9割あきらめても、残り1割をあえて本気で生きる」

この本を読むことで、自分にとって、自分のたましいにとって本当に必要なことは何であり、それほど重要ではないことは何なのか、深く見つめ識別することができるように願って書きました。

☆さらに、久々のフランクルについての本『「夜と霧」ビクトール・フランクルの言葉』(コスモスライブラリー)が刊行されました。
『夜と霧』ビクトール・フランクルの言葉

 この本一冊で、フランクルのさまざまな本のエッセンスを、フランクル自身の言葉で知ることができるようになっています。
フランクルには興味があるけど、むずかしくて・・・という方、ぜひ、この本を手にとられてください。
改めて、フランクルの言葉が、深みを伴って伝わっていくはずです。

☆新刊ではありませんが諸富祥彦著『教室に正義を! いじめと闘う教師の13ケ条』(図書文化)も今こそ、ぜひお読みください!
教室に正義を!―いじめと闘う教師の13か条

いじめについて悲しい報道が日々なされています。
この本では、私自身のスクール・カウンセラーとしての長年の経験を踏まえて「いじめ対応はここを押さえればOK]
といえる具体的方法を、13ケ条にまとめて示しています。
いじめの本質をとらえた上で、具体的なアドバイスが書かれた本で、この本以上の本はない、と自負しています。
どうぞ、この本を読まれた上で、いじめ対応の具体策を練ってください!

どの本も、私にしか、書けない本だと自負しています。書いていて、ものすごく、エネルギーを、たましいを使いました。

一言、一言、内側から、絞り出すようにして・・・。ぜひみなさん、お読みください。

「たましいの次元(こころの一番深いところの動き)」に、ていねいに触れていかないカウンセリングは、ほんもののカウンセリングではない、というのが、私の持論です。
もちろん、教師であれ、子育てであれ、コーチやコンサルタントであれ、同様です。

「たましいの深いところ」が満たされていないと、人間は、どんなに社会的に恵まれていても、どこか空虚な人生しか生きることができません。
「たましいの深いところ」を、どうやって満たしながら日々を送るか。
これこそが人生で最も大切なことですし、そんなふうに生きることができるように援助できるのが、ほんものの対人援助だと私は思います。
みずからのたましいに触れて生きることに比べたら、お金や出世など、小さなことにすぎません。

そしてそんな援助ができるようになるためには、まず、自分自身がみずからの「たましい」(こころの一番深いところの動き)にふれていきていく必要があるのです。

本の情報

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9つのライフ・レッスン: 3・11で学んだ人生で一番大切なこと 』(実務教育出版)です。心が優しくなるイラストもたくさん入った「穏やかさ」をエッセンスに持った本です。
また、この本のワークシートに書いていくだけで、自分の生き方を深く見つめていくことができるようになっています。ぜひ手にとってご覧ください。
この本で私は、次の「9つのライフ・レッスン」によって、「人生で一番大切なこと」をみなさんと共有していければと考えています。

ライフ・レッスン❶
「もし明日死んでしまうとしたら」……と、日々自分に問いかけながら生きていきなさい。「今日一日が人生最後の日」と思って日々を生きていくのです。
無力な存在である私たち人間にできる最大のことは、「日々、一瞬一瞬、心を込めて生きる」、ただそれだけなのですから。
一日の最後に、毎日「自分は、今日という時間を大切に生きることができたかどうか」振り返る時間を持ちましょう。

ライフ・レッスン❷
「いつかしたい」とずっと思っていたこと、「ずっとしたかったこと」は、先延ばしせず、今、しなさい。「そのうちやってみたい」と思っていたことがあれば、前倒ししてどんどん行なっていきなさい。

ライフ・レッスン❸
(1) 「本当にしたいかどうかわからないこと」は「しない」と決める――「Not To Do リスト」(「これはもうしない、と決めたことのリスト」)をつくって本当にしたいかどうかよくわからないことは「しない」習慣をつくりましょう。したいか したくないか、自分でもよくわからないことは、「しない」と決めましょう。そんなことのための無駄な時間は、あなたには残されていないのかもしれないので すから。
(2)「本当に大切かどうかわからない人」とは、「関わらない」と決める――しがらんでいる人間関係を、思い切って、バッサリ整理してみましょう。しがらみのために使う無駄な時間もエネルギーも、あなたには残されていないのかもしれないのですから。

ライフ・レッスン❹
あなたにとって大切な誰かに「いつか伝えたい」と思っていることがあったら、先延ばしするのはもうやめて、「今すぐ、伝えましょう」。その気持ちをその人に伝える機会は、二度とめぐってこなくなるのかもしれないのですから。

ライフ・レッスン❺
人生でもっとも大切なものは、「時間」です。そして時間の中でもっとも大切なものは、「大切な人とのふれあいの時間」です。なぜならそれは、この機会を逸してしまったら、二度と戻ってこないものだからです。
大切なあの人と、いつ突然、別れが訪れても思い残しがないように、この一瞬一瞬を、心を込めて、過ごすようにしましょう(例:仕事の予定よりも先に、「大切な人と過ごす時間」を手帳に書き込んでしまいましょう)。

ライフ・レッスン❻
自分の心と向き合う「ひとりの時間」を一日に五分でいいから、持ちましょう。
「自分が本当にしたいことは何なのか」「自分の人生に与えられた使命(ミッション)は何なのか」「これをせずには、死ねない」と思うことは何なのか、自分の心に問いかける時間を持ちましょう。
すべての人間は、この世に生まれ落ちるときに、その魂に固有のミッション(使命)を刻印されて、生まれ出てきているのです。

ライフ・レッスン❼
したくもない仕事のために「何よりも大切な時間」を使うのをやめにしましょう。たとえ、収入が下っても、「日々、魂が満たされる仕事」をしていくことが、「悔いの残らない人生」を生きていくための、もっとも大切な知恵です。

ライフ・レッスン❽
今、日本は、いつ経済の破綻が起きてもおかしくない状態にあります。都知事が、「日本はあと三年くらいで破綻する」と言ったのです。
いつハイパーインフレが起きて、これまで貯めてきたお金の価値がゼロになっても悔いの残らないよう、無目的に貯蓄するのはやめて、「今、本当にしたいこと」のために、お金を大切に使っていきましょう。

ライフ・レッスン❾
「これをしなくては、と思い立ったこと」があれば、二週間以内に必ず、ほんの小さなことでもいいから、始めましょう。二週間以内に何も始めない人は結局、いつまで経っても何もしない人、人生を変えることのできない人です。

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この本の前作『「とりあえず5年」の生き方』(実務教育出版)もお読みください。この本にも、さまざまな書き込み式ワークショートも入っています。書くだけで、自分を見つめる「セルフ・カウンセリング」の効果があるものです。

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読むだけで心のクヨクヨがふっきれる22の方法」(三笠書房)は、人の目を気にせず、自分らしく生きるための技術を、わかりやすく、さらっと伝えてあります。
だけど、読んでいただくと、わかりますが、結構深い内容も書いています。

また、以下の本もぜひお読みください。

悲しみを忘れないで

「本当に大切なことを伝えたい」
そんな思いがワーッと込み上げてきて、ニケ月くらい、ほとんどトランス状態で、何かに憑かれたような状態で、原稿を書いていました。そんな思いを抱きながら書いた本の第一弾が『悲しみを忘れないで』(WAVE出版)です。
たましいのこもった渾身の一作です。
ひと言
ひと言
こころを刻み込むように書きました。

カウセリングを学んでいる方、教えている方、カウンセラーの方、傾聴を学んでいる方へ

ぜひ読んでいただきたいのが、『はじめてのカウンセリング入門』(上 カウンセリングとは何か)(下 ほんものの傾聴を学ぶ)の2巻です。この2冊を読むと、カウンセリングの一番大切なことがわかる・・・そんな「決定版」のつもりで書いた5年越しの力作です。ぜひこの春休みにお読みください。

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親御さんへ


教師向け、親御さん向けの本も紹介しましょう。

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青春出版から『子どもの心を救う親の「ひと言」』が発売になりました!

私がカウンセラーとして、親御さんとお会いしていると一番多い質問は「先生、こんな時、親として、何と言ってあげたら、いいんですかね」という質問です。
私が「こんなふうに言ってみたら、いかがですか」とアドバイスしている内容を集めたのが、この本です。
子育てについて、これだけ具体的で、有益な本はなかなかない、という自信作です。

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また、大人気の『男の子の育て方~「結婚力」「学力」「仕事力」。0~12歳児の親が最低限しておくべきこと。~ 』『女の子の育て方』(WAVE出版)も、ますます多くの方に読まれています。この本で、お子さんへのかかわり方が変わった、と言ってくださる方が少なくあります。
男の子、女の子をお持ちの親御さんすべてにお読みいただきたい本です。

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大好評の『男の子の育て方』につづいて多くの方に読んでいただいているのが『女の子の育て方~「愛され力」+「自立力」=「幸福力」。0~15歳児の親が必ずしておくべきこと。~ 』 です。わが娘にしあわせにってほしい・・・と願うすべての親御さんに「女の子がほんとうに幸せになるための、とっておきの秘訣」をわかりやすく伝えてあり ます。自分一人でも生きていける「自立力」と、「愛され力」の二つが、女の子の幸せのキーワードです。

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また、本を読むよりマンガのほうが・・・という方向けに、宝島社から、『マンガでわかる 男の子の伸ばし方 』が発売中です!


学校の先生方に

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プロカウンセラー諸富祥彦の 教師の悩み解決塾』(教育開発研究所)が出ました!
この本は、先生方が長い教師人生の中で、さまざまな悩みや問題に直面した時のために「こうすればいいんですよ」「こう考えて作戦を練っていくと、うまくいくかもしれませんよ」と、具体的なアドバイスをちりばめた本です。
「教師の悩みは、これ一冊あれば、大丈夫!」そんな本になったと自負しています。
「教 師人生の歩み方」「教師力パワーアップ法」「教師のしあわせ力アップ法」についても、具体的なアイディアを数多く紹介しました。他の「教師の悩み解決本」 にない、本書の大きな特徴は、ここでしょう。教師が「自己成長」に取り組みながら、より豊かで幸福な人生を歩んでいくための具体的なヒントを心理学の理論 をもとに紹介しました(第五章)。
「本書をお読みいただければ、どんな先生にも、必ず、いくつか役に立つヒントが得られるはず!」―-そんな内容の本になっています。内容は多岐にわたります。
・学級経営や授業の悩みとその解決策
・保護者対応の悩みとその解決策
・うつ病をはじめとするメンタルヘルスの対応策や、じょうずなストレス解消法
・じょうずな教師人生の歩み方
・「幸せの波」に乗る方法
・「出会い」を生かして人生を豊かにする方法
ほかにも、たくさん、あります!
いつもクヨクヨ悩んでいる先生方には、周囲の期待に応えようとしすぎて、自分を責めてしまう「過剰適応」的な側面があります。「私がダメなんだ」「私なんて教師を続けていいのかな」と自分にダメ出しばかりしてしまう悪い癖がついているのです。
そんな方もぜひ、本書をお読みいただき、周囲の評価に左右されない「自分づくり」に役立ててください。そして、より自由に、タフに成長し続け、「教師力」をアップさせ続けていける教師へと脱皮していってください。そんな願いを持って本書を書きました。
本書が、みなさんの教師人生を、さらに豊かなものにしていくために、少しでもお役に立つことが出来れば、幸いです!

さらに、ぎょうせいから
私が編集代表をして、『5巻シリーズ本 決定版 チャートでわかる! カウンセリング・テクニックで高める『教師力』学校現場で使えるカウンセリングテクニック』が発売開始!

学級づくりと授業に生かすカウンセリング (チャートでわかるカウンセリング・テクニックで高める「教師力」) 気になる子と関わるカウンセリング (チャートでわかるカウンセリング・テクニックで高める「教師力」) チャートでわかるカウンセリング・テクニックで高める「教師力」 (3)

保護者との信頼関係をつくるカウンセリング (チャートでわかるカウンセリング・テクニックで高める「教師力」) 教師のチーム力を高めるカウンセリング (チャートでわかるカウンセリング・テクニックで高める「教師力」)

1巻は、学級づくりと授業の具体策
2巻は、不登校、虐待、非行などの気になる問題を抱えた子への具体的な対応策
3巻は、ふつうの学級での特別支援の具体策。
4巻は、保護者とのいい関係の作り方と、保護者対応の具体策
5巻は、学校で使えるチーム支援の具体策
カウンセリング界最強の技法 プロセスワークを学校問題の解決にこう使う!
などの、なかなかすごい内容になっています。

本をちゃんとよなまくても、チャートを見ているだけで、具体的にどうすればわかる!
あまり勉強していない先生でも、どうすればわかる!
画期的な内容です これは研修で使えます!!
チャートをみんなで読むだけで、どうすればいいか、すぐにわかっています。
学校でのカウンセリングや特別支援、保護者対応、生徒指導、学級経営の本はたくさんあります。しかし、ほんの数分読むだけで、パッと具体的にどうすればいいかヒントが得られる!こんな本は、ほかにないと断言できる自信作です!
なかなか充実した内容で
しばらくは、このシリーズより学校現場で本当に使えるカウンセリング関連の本は、当面出ないと思います!(自画自賛)それくらいの自信作です!

恋愛や婚活に頑張っている方へ

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また、まったく違う系統ですが(笑)『あなたが結婚できない本当の理由 3日でできる自己改造術』 (アスキー新書 196)

自分でいうのもなんですが、この本の「あとがき」は、結構いいですよ!

結婚指南本で「こうすれば結婚できる! 知恵とハウツー」が満載ですが、諸富の本は、どっこい、それでは終わりません。

くわしくお読みいただくとして、

「あなたがまだ、結婚していないのは、あなたの魂が、あなたを守るためにそうさせてきた」のかもしれないのです!

婚活疲れのあなたには一言
「あなたーは、しあわせになる。 だって、つらいこと、こんなにがんばった♪」